【大 島】4/13(土)-14(日) アート作品の公開が始まりました!
今年の大島の開館日は4月からスタートしました。これから11月までの間、毎月第二土日に開館します。

大島は、島全体がハンセン病の国立療養所大島青松園です。ハンセン病の回復者の方々が暮らしています。
毎月第二土日のアート作品の公開は、会期外の恒常的な取り組みの一つとして、2011年から始まりました。芸術祭の会期中と比べると会期外は、お客さんが少なく、アート作品をじっくりと鑑賞でき、島内巡りも季節を感じながら過ごすことができます。去年の開館日は、芸術祭の会期中に大島へ行くことができなかった方や初めて訪れた方もたくさんいました。

4月13日(土)、14日(日)の開館日。この日、大島の北の山は、ヤマツツジが咲き、桜も満開でした。大島の風景をお客さんたちや私たちこえび隊も楽しみました。
13日(土)は、大島の入所者さんたちと職員さんたちが、来月開催されるゲートボールの親善試合に向けて、ゲートボールの練習をされていました。田島征三さんのアート作品のすぐ近くに、ゲートボール場があるのですが、みなさんの賑やかな声が響いていました。こんな場面に出会えるのも、開館日ならではです。

14日(日)は、アーティストの田島征三さんが来島し、アート作品「森の小径」のメンテナンスをされていました。
田島さんと入所者の野村さんは、2009年からのお付き合いでとっても仲良し。お二人とも嬉しそうでした。

現在、大島青松園に入所されている方は、30人です。私たちこえび隊が大島へ行き始めた2009年のときは、110人ほどいらっしゃいました。今の大島、日常の大島も見られるこの開館日にぜひ足を運んでいただき、ハンセン病や大島の歴史を知っていただきたいです。
次回の開館日は、5月11日(土)です。翌日12日(日)は、島内全域が停電のため、アート作品の公開はありませんのでご注意ください。
大島は、島全体がハンセン病の国立療養所であり、高齢の入所者の方が生活しています。大島を訪れる際は、船内や島内での感染対策のご協力をお願いいたします。
https://www.koebi.jp/news/events/entry-3702.html
今後の作品公開スケジュールは、瀬戸内国際芸術祭のホームページをご覧ください。
https://setouchi-artfest.jp/artworks-calendar.html