Management Group

特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワークは、瀬戸内国際芸術祭のボランティアサポーター「こえび隊」の事務局機能を担い、芸術祭はじめART SETOUCHI全般を支えるために活動するとともに、島間やそれを取り巻くサポーターネットワーク、行政、民間機関などの媒介者として機能することを目的としています。

具体的な活動内容

団体概要

名称 特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワーク
適格請求書発行事業者登録 T7470005005255
旅行サービス手配業登録 香川県知事登録旅行サービス手配業第12号
本部 香川県高松市サンポート1番1号
TEL 087-813-1741
FAX 087-813-1742
設立 2012年2月23日
役員 代表理事 北川フラム
理事 金代健次郎、三井文博、大林めぐみ、大垣里花、藤井彩子
監事 白石幸一
顧問 真鍋武紀
常勤職員 9名(2024年6月現在)

沿革

2009年10月 瀬戸内国際芸術祭ボランティアサポーター こえび隊 発足
2010年7月~10月 瀬戸内国際芸術祭2010 開催
2010年12月 任意団体瀬戸内こえびネットワーク 設立
2012年2月 特定非営利活動法人瀬戸内こえびネットワーク 設立
2013年3月~11月 瀬戸内国際芸術祭2013 開催
2016年3月~11月 瀬戸内国際芸術祭2016 開催
2019年4月〜11月 瀬戸内国際芸術祭2019 開催
2022年4月〜11月 瀬戸内国際芸術祭2022 開催

定款

設立趣意書

はるか二万年前。半島から、南の海から、イヴの子孫たちは親潮と黒潮がぶつかり大陸の季節風が吹く土と水の豊かな極東の列島に渡ってきました。以来、滋養の多い半ば閉ざされた瀬戸内海は、古くは難波津への水路として、また歴史を彩る源平合戦の舞台として、北前船の寄港地として、いわば列島のコブクロとして存在してきました。

植物の種を携えて、この内海を駆け島に登った先人達、さらに空海や、万葉集に登場する防守や歌人、遣唐使、崇徳上皇、藤原純友ら水軍たち、海を経巡る平家の将士、時代を下って、朝鮮通信使や高田屋嘉兵衛らなど、歴史の表層に登場する多くの人々は、豊饒の海とそこを元気に往き来する海人に支えられてきました。そして1920年代の大大阪を支えた九州、沖縄、アジアからの人々との交流。この列島は、瀬戸の海を孵化器として呼吸しているようでした。

明治にやってきた外国人が、世界一の美しさと驚いた瀬戸内海は、国立公園の第一号として、その美しさを誇っています。しかし、近代になって人々は海の豊かさ、自在さ、冒険を内に含む先史以来人々が持っていた畏れや感謝の念を忘却して、その結果、高度経済成長期には、恐ろしいほどの建築物のために海砂利は根こそぎ採取され、ただの航路になり、島は船や人々の希望の灯りとしての位置を失い、その閉鎖領域としての機能としてだけで扱われ、亜硫酸ガスによる裸の島、産業廃棄物の捨て場、ハンセン氏病隔離の療養所として使われるようになってきました。島々を襲う過疎高齢化、島間航路の廃止など、海は瀕死の呼吸にあえぎ、島は孤独のなかに佇んでいるかに見えます。

海の復権を掲げた2010年の「瀬戸内国際芸術祭」は、アートがもつ場の発見力、相互交換性、協働性、発信力を活かした「ART SETOUCHI」を体現したイベントでした。ここに結集し協働したアーティスト、島の人々、サポーターである「こえび隊」の活動を、芸術祭の時期だけではなく、恒常的に深め、拡げ、かつ淡々とやっていこうと、「瀬戸内こえびネットワーク」が立ち上がり、活動してきました。そして、さらにこのネットワークを基盤とし、将来の展望を見据え、恒常的に国際芸術祭を支え、地域の資源を活かし、他地域と繋がる事により、この地に明るい元気を生み出すべく「NPO法人瀬戸内こえびネットワーク」を設立します。

その活動の中心は、現在あるアート作品の管理・運営・案内、島民の手伝い、島間交流、瀬戸内の歴史・民俗・生活の学習、地域固有の文化を地域活性化の基底にして活動している他地域との交流を、海と向かい合い、楽しみながらやっていくことです。

世界はつながっています。世界の各地から、日本のいたるところから、この芸術祭を楽しむために多くの人が来られたばかりでなく、手伝いに参加しました。その期待を受けとめたいと思うのです。爺ちゃま、婆ちゃまの笑顔を見たい。五感を開放し、働き、遊び、楽しみながら、こえび隊は開かれていきたいと思うのです。

北川フラム

年次報告

2023年度

2022年度

2021年度

2020年度

2019年度

受賞歴

アクセス

〒760-0019 香川県高松市サンポート1番1号 高松港旅客ターミナルビル6F