島キッチンのお仕事③
島キッチンのお仕事 その1(基本情報編)では、どんな場所で働くのかを、
https://www.koebi.jp/news/report/entry-3377.html
島キッチンのお仕事 その2では、レストラン営業以外のことをお届けしました。
https://www.koebi.jp/news/report/entry-3395.html
今回は島キッチンのお仕事 その3です。島のお母さんたちとの大事な食の歳時記についてお届けします。
お母さんたちが育てた野菜たち

豊島には大きな畑やスーパーはないので、各集落のお母さんたちが作っている家庭菜園や小さな畑から取れる野菜を買い集めなければいけません。島キッチンで使っているほとんどの野菜は、島の家々のお庭で野菜を作っているお母さんたちのもの。手間ひまはかかりますが、一軒一軒訪ねていって、野菜を見ながらお母さんとお話して仕入れています。直接、島キッチンに届けに来てくれるお母さんもいますが、その際に、いつどんな野菜がとれるのか、新しい野菜づくりに挑戦していることとか、いろいろなお話をお母さんたちから聞いて、島キッチンのメニューに取り入れています。
年1回のお味噌づくり

島キッチンでは年に1回、冬になると、手作りのお味噌を仕込みます。味噌づくりは、私たちスタッフだけでは作れないので、島キッチンの近くに住む、お母さんに教わりながら一緒に作っています。島キッチンのある唐櫃集落で味噌作りが始まったのは35年ほど前。集落のお母さん達が、軒並み味噌作りをしていたそうで、毎日毎日、誰かがきてそれぞれの味噌を作っていたそうです。なんとその軒数は30軒を超えていたとのこと!味噌を作っている間、お母さんとこういうお話で盛り上がるのも楽しみの一つ。


冬は、味噌づくりのほかに、大根を使った割り干し大根や漬物の保存食をお母さんたちから教わりながら仕込んでいます。
島キッチンで料理を作る上で、お母さんたちとのコミュニケーションは大切なことです。常にアンテナを張っておくと、豊島の食の歳時記が自然と身についてきます。
島キッチンに届く豊島の野菜や果物の仕込みの様子は、島キッチンのブログからもぜひご覧ください。
http://shimakitchen.blogspot.com/