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【せとうちばなし】12/9(土)「豊島美術館ができるまでとその後」

会場参加とオンライン参加のハイブリッド形式で開催してきた、せとうちばなしも今月がラスト。会場は、豊島エスポワールパーク。初の島での開催です。


今回は、公益財団法人福武財団の笠原良二さん、竹之内千夏さんをゲストに、「豊島美術館ができるまでとその後」をテーマにお話いただきました。


お買い物を楽しむ豊島のみなさん

豊島のみなさんと長く関わっている笠原さん、竹之内さんがお話されるので、豊島の方々がたくさん参加してくださいました。開始30分以上前に来てくださった仲良し3人組のお母さんたちは、最前列に座られていました。


笠原さんからは、豊島美術館構想が生まれるまでを語っていただきました。
30年以上前からアートや建築による地域づくりの活動を直島で行なってきた笠原さんたちは、直島で活動をしている中で直島の隣にある豊島の素晴らしさを知っていくことになります。
産廃の直島中間処理計画があり、2004年にオープンした地中美術館に次ぐ新美術館構想ができ、瀬戸内国際芸術祭の構想の中で豊島が芸術祭において大切な場所として認識され、これら3つの大きな流れから豊島美術館の構想が生まれていったとお話してくださいました。


美術館のコンセプトでもある、自然との一体や豊島の美しい風景を生かすことを大切にするため、できる限り水田を残すことのできる建築場所を探し、住民説明会などを何回も開催し、現在の場所が決まっていったのです。

竹之内さんからは、美術館建設のことや美術館ができたあとの地域のみなさんとの関わりについてお話してくださいました。
22時間ずっと続いた外側のコンクリート打設工事のこと、豊島美術館の建設と同時に、棚田の再生の取り組みが始まったこと、現在は、棚田の維持管理のほかに、収穫祭や季節の野菜の収穫体験を開催しながら地域のみなさんとの交流を続けていること、豊島小学校の児童が見学に訪れたり、2020年の10周年は、豊島のみなさんにメッセージをお送りしたりして、みなさんの日常の生活のなかに豊島美術館が身近にあることを知りました。


せとうちばなしが終了したあとは、希望者の方のみ美術館へ行きました。お二人のお話を聞いたあとだったので、コンクリートや外の景色が気になったという声がありました。

そして、嬉しいこともありました!
会場にいらした豊島の方が、翌日、朝の特別鑑賞プログラムに参加してくださったようです。
https://benesse-artsite.jp/asateshima-2324.html

今回、笠原さん、竹之内さんから豊島美術館についてお話いただきましたが、ベネッセアートサイト直島の取り組み全体を語ることはあっても、1つの作品をここまで掘り下げながら語ることはなかったそうで、過去の資料やほかのスタッフの方にも確認しながら資料づくりをされたそうです。

2010年に始まった瀬戸内国際芸術祭も2025年に6回目を迎えますが、構想段階から数えると15年以上も経過しつつあります。これからのせとうちばなしも、これまでの取り組みや変化を語り、残し、そしていろいろな人たちとの交流の場を継続して作れたらと思っています。


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