【小豆島】5/3(水・祝) 肥土山農村歌舞伎で奉納歌舞伎がありました!
爽やかな五月晴れの中、小豆島の肥土山離宮八幡神社の春季例大祭奉納歌舞伎が開催されました。
田植えの終わったばかりの畔を抜ければ、肥土山の舞台です。
まずは五穀豊穣を祈る軽やかな三番叟(さんばそう)で幕が開きました。
この寿式三番叟には舞台の幕あけにあたり、清めと観客の祝儀を祈るという意味があるそうです。
桟敷席には地域のみなさんが手に手にわりご弁当を持って集まってきます。1686年(337年前!)に始まったとされる農村歌舞伎ですが、ここ4年は開催できていませんでした。
島のおじいちゃんやおばあちゃんもたくさん集まり、「アラ、久しぶりやなぁ!」という挨拶があちこちから聞こえてきます。
第二幕の地元の小学生による「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)稲瀬川勢揃いの場」です。
こちらの演目は「知らざぁ言って聞かせやしょう!」で有名な白波五人男がでてきて五人がそれぞれ自分の生い立ちについて七五調で名セリフを述べ、ミエを切ります。
その度に客席からは飴の入った手作りのおひねりが飛ぶ飛ぶ!
第三幕、仮名手本忠臣蔵 勘平切腹の場は流石の見応え。役者のみなさんは小さいころから毎年、地域の長老から手ほどきを受け、舞台勘も抜群。役者さん達はもちろん、太夫さんや裏方さん、衣裳さんに、ご案内までチームワーク溢れ熱い地芝居でした。
いやさか!