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【高見島】5/6(土) 林恵理さん「The Waiting Point」の撤去作業がありました

瀬戸内国際芸術祭2022にて高見島に制作された林恵理さんの作品「The Waiting Point」の撤去作業がありました。
「弘法も筆の誤り」の由来となる、空海が書き損じた「應天門」の一画目の「、」。
高見島の形がこれに見えたことに着想を得た作品で、島内の2箇所で展開されました。

作業予定日は2日間とも雨予報になっていて、作業の難航が予想されていましたが、なんと6日の午前中には晴れ間を見ることができました。


晴天!


ですが、高見島の坂は登るにも一苦労……

この日はこえびさんだけでなく、撤去の話を聞きつけて集まっていただいた高見島作品管理組合の3名も加わり、万全の体制で作業をスタートします。
「暑いけど、天気のいいうちにどんどんやろう!」と皆さん元気いっぱいに活動を開始しました。


こちらは「ブルーキューブ」


作品を見ながら作業内容を確認します。

作家の林さん指導のもと、「ブルーキューブ」と「ホワイトキューブ」の2箇所の作業を同時に進行しました。自分は「ホワイトキューブ」の作業からのスタートです。


作家の林さん(左)と作業内容の確認

「ホワイトキューブ」では壁に設置されたプレートの釘をひたすら抜いていきます。



不規則に打たれているように見える釘は、実は星座の形をイメージしていると、林さんのアシスタントの方に教えていただきました。
なるほど、そう言われれば……ですが、星座の知識がないことが悔やまれます。自分は音符だろうかと考えていました。


台座に乗っているのは、書き損じられた「、」や他の記号達の物語です。休憩中にこっそり読ませてもらいました。
作品と一緒に撤去されてしまいましたが、とても魅力的な内容で、また何かの機会で読むことができるといいなと思ったりしています。


休憩中……


石工衆が登場!

さて、「ホワイトキューブ」の撤去が終わり「ブルーキューブ」に戻ると、こえびさんや高見島作品管理組合の皆さんが大活躍しており、猛スピードで作業が進められていました。





スクリーンを取り外して梱包したり、土台を切り出して運搬したり……作業の多くが力仕事だったことが想像されます。
ですが今回集まっているのはベテランの皆さん、こういった作業には慣れたもの。作業に合流したときは既に資材の運び出しをしている段階でした。

午後からは予報通り雲行きが怪しくなってきました。
保管する作品が濡れてしまうと困るので、運び出しを急ぎます。



そうこうしている間に、ほぼ撤去作業が完了。
すっかり片付いてしまい、少し物悲し気にも見えます。


ブルーキューブ


ホワイトキューブ

最後はみんなで集合写真!
帰り際には雨が降り始め、ぎりぎりの所で雨に濡れず作業を終えられました。


そして7日……なのですが、6日の作業がスムーズだったことに加えて当日は大雨の予報で、こえび活動としての作品撤去は残念ながら中止となりました。
せっかく予定を空けてくださっていたこえびさん、本当にごめんなさい!また別の活動でご一緒できればと思います。


お天気の心配された中ですが、こうして無事に作業を完了することができました。
高見島の作品はなくなってしまいましたが、林さんや林さんの作品にまたお会いできる日を楽しみにしています。


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