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こえび隊事務局のお仕事

こえび隊事務局のお仕事 スタッフ紹介編

瀬戸内国際芸術祭を支えるボランティアサポーターこえび隊の事務局で働くスタッフを紹介します。それぞれ、入社のきっかけや仕事の魅力、やりがいもさまざま。まずは、どんなスタッフがどんな想いでこえび隊事務局で働いているのかご覧ください。


斉藤牧枝 2012年入社

きっかけは芸術祭

ちょうど第1回目の芸術祭が始まる2009年から、前職の関係で岡山に2年ほど滞在していました。新聞で「瀬戸内国際芸術祭」「こえび隊募集」の文字を見て、おもしろそう!瀬戸内にいるうちに、もっと島に行きたい!と、こえび隊になりました。島に行くたびに新しい発見や出会いがあったり、わかめを採ったり…楽しかったです。宇野港の近くに住んでいたので、会期中は、香川のこえび隊事務局に代わり、宇野港から島に行くこえびさんたちを見送ることが日課になりました。
芸術祭が終わり、仕事の任期も終えて岡山を離れましたが、2回目の芸術祭の準備が始まる2012年の秋、また岡山のこえびさんたちと活動したい!と、事務局スタッフになりました。いざ、瀬戸内へ!旅立とうと思ったら、「とりあえず2週間、越後妻有でこへび活動してきて」と軽く言われましたが(笑)。

人との出会いが仕事の魅力

こえび隊事務局での仕事は、勤務時間も長く、休みも不規則になることが多くて大変…ということで、最初は私の転職を心配した方も多かったようです。でも、その後、以前の同僚が、こえび隊の活動に参加して、こう言ってくれました。「斉藤さんがこの仕事を選んだ理由がやっと分かった!」一緒に活動する人たち全てから「前向きオーラしか出ていない。」というのがその理由でした。
こえび隊事務局で働く魅力は意思を持って集まる、たくさんの方との出会いがあることです。職業も年齢も、育ってきた環境も違うボランティアのみなさん、そして島や地域の方々とのかかわりの中から、私自身も日々学ばせてもらっています。


石賀香里 2013年入社

地域のみなさんやこえび隊との協働から生まれるやりがい

仕事をする上でやりがいを感じるのは、まず島の方が笑顔になってくれることです。作品の制作に協力してこんな事をした、とか、お客さんと話して楽しかった、とか楽しそうに話してくれる時は、こちらも笑顔になります。また、島には高齢の方が多く、地域だけではなかなかできなくなった島の行事や、草刈りなどに私たちも参加することがあります。作業中は、昔話から最近ハマっているものまで幅広くお話できて、私たちの方が楽しませてもらっています。
次に、こえびさんたちと一緒に、汗を流しながら作り上げた作品や、みんなの工夫で守り抜いた作品を、お客さんや島の方が笑顔で見てくれていたら、「よしっ!」とガッツポーズを取ってしまいます。芸術祭の作品は、作家さんやスタッフだけではなく、こえびさんや地域の方の協力でできあがります。作品に対して愛着を持ち、みんなで守り、さらにお客さんや地域の方、またこえびさん自身も喜んでくれることは、この仕事をやっていてよかったと思える瞬間です。

たくさんの人に見守られる作品を大切にする

作品は、芸術祭の年に制作されて、そのまま恒久作品として残されるものがあります。
作品保守管理も私たちの仕事。公開されていない時期も、時々作品や展示会場に異常がないか確認に行きます。定期的に作品や周辺の清掃をしたり、草刈りをしたり、あわせて作品の動作確認も行います。もし作品に異常があったり、破損していれば、修繕したり、各所連絡して作品がこれ以上破損しないように気を配ります。作品公開準備をしていると、島の方も一緒に作業に加わって、あれよあれよと終わらせてしまうことがあります。縄をくくるのが得意な漁師さんや、草刈りや木の剪定、大工仕事が得意なお父さん。
芸術祭の作品はみんなに愛されながら、丁寧に見守られることによって、お客さんにいつも素敵な作品を鑑賞してもらうことができているのです。


笹川尚子 2013年入社

こえび隊精神とチームワークが原動力

2009年10月にこえび隊が立ち上がったころから2013年の芸術祭が始まるまでの間は、こえび隊として活動していましたが、その当時から大島に通っていて、ボランティアだけど島担当みたいなかたちでした。当時は、どちらかというとボランティアに比重を置きつつ、こえび隊事務局を支えているような感じでした。その後、事務局に入ってからは、こえび隊のみなさんに支えられる立場になりました。
芸術祭の舞台裏は、決して華やかな場面ばかりではなく、苦労や大変なこと、失敗もたくさんありますが、こえび隊事務局やこえびさんたちと助け合い、チームワークで芸術祭や一つ一つのプロジェクトを乗り切ったときは大きな達成感を感じられます。

変化に富んだ日常!芸術祭とともに走り続ける毎日

2013年から大島に関する全般を担当しています。作品制作から関わっているので、アーティストから提案されるプランをもとにアーティストやディレクターと打ち合わせをしたり、現場での制作がスムーズに進むように実行委員会や大島、業者とさまざまな調整をしています。こえび隊事務局としての運営業務のほかにも、海外こえびさんの窓口をしたり、島キッチンの商品開発、こえび新聞の制作や広報活動、法人の予算づくりと横断的にいろいろな仕事をしています。プロフェッショナルな人たちと関わりながらさまざまな仕事を経験できたり、新しい発見ができるのも魅力的です。一方で、作品周りのメンテナンスで汗だくになりながら草刈りをした次の日には、島キッチンの店頭に立って「いらっしゃいませ」と接客をしていたりと、なかなか振り幅の大きい仕事でもあります。


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