こえび隊活動レポート
こんにちは
春会期の3週間ほどこえび隊として活動しました。横浜の大学生です。
こえび隊ってどんなことするの?初めてでも大丈夫?など思っている方も多いと思うので、少しでも様子が伝わると嬉しいです。
【こえび隊として参加したきっかけ】
大学1年生だった2019年、初めての一人旅の場所として瀬戸内国際芸術祭を選びました。美術館という建物ではなく島を巡りながらアート作品に浸る、全てが新鮮な経験でした。今年は、来場者としてではなく実際に何か関われたらなと思い、休学期間を使って3週間ほどこえび隊として活動しました。
【活動の種類】
私が行った活動を簡単に挙げます。
①作品受付
1日1つの作品を担当して受付を行いました。事務局の方や一緒に入るこえびさんが優しく教えてくださるので、不安なくできます!人の少ない時は作品を独り占めできますし、そのアーティストさんのことを深く知れたり、お客さんとの何気ない会話はすごく楽しかったです。
②島キッチン
豊島にある「島キッチン」、私の中で一番思い出深い活動です!初日と最終日に入りました。
一言で言えば飲食店のホールですが、島のお母さん達やシェフと一緒に島キッチンという一つの作品を作り上げているような気持ちでした。皆さんとても優しくて、「またいつでもきてね〜!」と見送ってくれました。なんといっても賄いが美味しいです。
③カフェ・シヨルでの販売
大島の柑橘類を使ったお菓子を販売しました。
大島の歴史や、お菓子の販売されている経緯などを聞いてより大島についてもっと知りたいなと思えるようになりました。そして他の島よりも海がとても綺麗な大島でいつも癒されていました。
④新聞配達
豊島で月に1回配布している、島キッチン新聞の配達を行いました。2人1組になり、バディのこえびさんと一緒に各家庭に配布していきます。島のアート作品がある場所ではなく、実際に多くの島の方が生活しているエリアでの活動だったので、とても新鮮で島本来の一面が見えたような気がしました。
⑤遊撃隊
長期で入っていたこともあり、こえびさんたちを見守る遊撃隊としても活動させていただきました。作品受付や作品のことで何か困っていることがないのかを見回りました。各地から参加しているこえびさんともたくさんお話しする機会となり、こえび隊のことがより好きになりました。
このように、毎日違う島にいき毎日違うことをさせていただきました。お休みの日には屋島や金比羅山に登ったり、沙弥島・与島に行ったりと充実した3週間を過ごすことができました。
【実際やってみて】
一言で言うと「またいきたい!参加したい!」です。
こえびの方は、1日の始めは、初めましての方が多いので緊張しますが、その日が終わる頃には仲間意識ができ、次会った時には「たなちゃん〜!今日もよろしくね!」と話しかけてくれるまでに。事務局の方や他のこえびさんたちが暖かかったからこそ毎日楽しく「明日も楽しみだな〜」と思えました。
こえび隊として活動することによって、お客さんとしてでは見えてこない芸術祭の面白さや新しい側面、そして何よりも人に出会えると思います。
1日からでも参加できるので、アートや人、そして何よりも瀬戸内海が大好きな人にぜひ参加してほしいです。
作品の制作や、夏会期・秋会期に向けて製作中の作品もとても楽しみです。