【女木島】12/12(日)作品の冬支度をしました
女木港周辺にある作品、木村崇人さんの作品「カモメの駐車場」と禿鷹墳上さんの作品「20世紀の回想」は、冬の強い風から守るため、作品の一部を一時的に保管しています。
そのためこの時期になると、作品の冬支度をするのが女木島のこえび活動の定番となっています。
まずは「カモメの駐車場」を取り外す作業から始めました。


工具を使い、その後は手でゆるめながらボルトを外して、固定しているカモメを一羽ずつ取っていきます。
役割分担して、協力しながら作業をすすめました。


取り外したカモメたちは、一枚ずつ汚れを拭き取って保管場所まで移動しました。
2時間ほどで完了!
次の作業場所まで移動します。

禿鷹墳上さんの作品「20世紀の回想」の帆を取り外し、こちらも冬のあいだ保管します。


開館中の作品は、帆が風になびく姿がとってもかっこいい!
風に飛ばされないように、ヒモでしっかりと結び付けてあるので、外すときは少し大変なんです。
指先を使いながらみんなで外していきました。
ちょうどお昼頃に作業は終了!

お昼休憩をはさんで、依田洋一朗さんの作品「女木島名画座」の階段のメンテナンスをしました。
木製の階段は、どうしても色が剥がれてしまいます。
定期的にメンテナンスをすることで、作品が保たれています!

作業前の階段

手分けしてマスキングテープを貼ります

壁に飛び散らないよう注意しながら、オイルステインを塗っていきます

完成!
生まれ変わった階段、わかりますか?
作品公開の日が待ち遠しくなるくらいキレイになりました♪
作業もあっという間に終わり、少し時間があるな、ということで次の作業に移りました!
午前中保管するために取り外したカモメさんの修復作業です。
雨の日も風の日も台風の日も港にいるカモメは、カモメ自体が傷んで使えなくなったり、足元が防波堤から抜けてしまったりします。それでもパーツを入れ替えることでまた元気に使えるカモメとしてよみがえるのです!


地道にコツコツとした作業ですが、やっぱりこえびさん!
直してあげたいな、と思っていたカモメは、この日に全部完治することができました。

これからますます冬らしくなり、女木島では強い風が吹きます。
その間はしばらくお休みですが、また春には港で元気にお客さんを迎えてくれます。
今からとても楽しみですね♪