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【宇 野】12/11(金)-17(木) 「舟底の記憶」小沢敦志さんがやってきた!!

鉄作家の小沢敦志さんが、今年も宇野港にやってきました!
小沢さんの作品「舟底の記憶」は2013年に制作されたものですが、小沢さん曰く「そこからがスタート」。これまでもたびたび宇野港を訪れては、新たなパーツを継ぎ足していき、成長を続ける作品になっています。


鉄を熱する 1500℃にもなるというコークスの炎

これまでは宇野港のイベント会場などでワークショップをしながら作品に追加するパーツづくりを行うことが多かったのですが、今回は、地元の玉野商工高校で開催することになりました。


オリエンテーションの様子

高校生のみなさんにはこれまでのワークショップから一歩進んだ取り組みに挑戦してもらいます!
まずは、鉄を熱してやわらかくするためにコークスを燃やすための火種つくりに挑戦!!


バーナーで炭に火をつけるところから。

次は、鉄を含む廃材や不用品を分解し、鉄の部分だけを取り出す作業です。
鉄以外のものを熱してしまうと有毒ガスが発生したりする恐れもあるので、
細かいパーツまでしっかり取り外していきました。


こちらは自転車を分解中。


こちらはガス給湯器を分解中。

今回は小沢さんの道具箱を自由に使って作業できます!
どんな道具でどうしたらパーツを分解できるのか?
物がどんなしくみで作られているのか??
よーく考えながら、道具を選んで解体していきます。


引き出しがいっぱい!小沢さんの道具箱。

なかなか難しい作業ですが、うまくパーツを取り外せると気分爽快!
「やったー!」などと歓声があがります。
難しければ難しいほどみんな夢中になっていました。

そしてもちろん鉄たたき!
全員が順番に真っ赤になるまで熱した鉄をたたきました。


たたき方は人それぞれ できたパーツにも個性が出るそうです。

鉄をたたくのは楽しい!モノづくりは楽しい手作業の世界!
でもそれ以外でも、みんなも何か夢中になって取り組めるものを見つけてほしい!
そんなメッセージが熱く伝わるワークショップでした。


翌日から、小沢さんは宇野港の作品の横で制作続行!
地元の方や、近くに住むこえびさん様子を見に来てくれて、ここでも楽しい鎚の音が響いていました。
(この後急激に寒さが増していきますが、小沢さんの作業はさらに数日続きました)


こうしてまた、作品に新しい記憶が重なっていきます。



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