【粟 島】11/18(日) 日比野克彦さんのソコソコ想像所ワークショップに参加しました!

11月18日(日)三豊うらしまマラソンを見物しながら向かった先は、須田港。
そこから船に乗って粟島へ。

船の窓ごしに写る島は、ふんわりと幻想的。
おとぎ話の島にたどり着いたようです。

船を降りたら、日比野克彦さんの「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト ソコソコ想像所ワークショップ~ココと海のソコは繋がっている~」の始まりです!

まずはみんなで浜辺の散策。ちょっと気になる「モノ」を拾い集めます。
難しいことは考えず、ただぼんやりと歩きながら、ふと目にとまった「モノ」。
それがあなたにとって運命の「モノ」かもしれませんよ。
穏やかな海を眺めながら、少し歩調を緩めて過ごしました。

いい「モノ」を見つけたら、日比野さんに報告したくなります。
これはなんだろうね。もしかしたら○○かもしれない。。
話し合いながら拾い続けます。

私も拾いましたよ!

みんなが「モノ」を見つけたら、ソコソコ想像所がある粟島海洋記念館(旧国立海員養成学校)に移動します。

ここで、日比野さんからのお話が始まります。
私たちがいるココは実は海の底(ソコ)とつながっているんです。
海の底には過去の記憶が眠っているし、浜辺に打ち上げられたものはかつては海の底にあったものかもしれない。
さあ、想像力を働かせて海と私たちの歴史をたどってみよう!

ということで、自分たちが拾った「モノ」と、机の上に用意されていた日比野さんが海底から拾い上げた「モノ」をよーく観察。
スケッチをしながら、それらの「モノ」を使った物語をつくりました。

スケッチなんて何年ぶりだろう!などと大人はつぶやきながら。
子どもたちは慣れた手つきです。

最後はみんなの前で発表!
不思議な「モノ」たちの力で、ワクワクするような楽しい物語が次々と披露されました。
最後に、日比野さんからのメッセージ。
海の中は5メートルの深さでも見えない。見えないから「無い」のではなく、見えないなら「想像」してみよう。どんな人たちが使っていたのだろうか?その日とは何を考えていたのだろうか?どうして海の底にあるようになったのだろうか?

海の底から来たモノたちは決して遠くのものではない。私たちの足元の地をたどっていけば海底につながっているのだから。

ワークショップを終えて、港に戻ると夕暮れの海も幻想的。
粟島は想像の翼を広げるのにぴったりな場所でした。
みなさんの足元の地もたどって行けば海底につながっていますよ。
そしてさらにたどれば、瀬戸内に、そして粟島にもつながっていくのですね!