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7/15 伊吹島の「港祭り」に行ってきました!

暑い夏が始まりましたね!
今年の梅雨明けは7月17日でしたが、その少し前の7月15日に伊吹島の熱いお祭りにこえび3匹で参加してきました。

まず、伊吹島について簡単にご紹介致します。
観音寺市の沖合約10kmに浮かぶ香川県で一番西の有人島です。島の周囲は約5km、現在は約700人、300世帯が暮らしています。
漁業の盛んな島で、さぬきうどんの出汁に使われるイリコが特産品として有名です。若い人が多く大変活気のある島です。

お祭りが始まる前に網元さんの加工場を見学させてもらいました。写真は大きな冷凍庫のです。



イリコや小さいイカの煮干を試食させて頂き、あまりの美味しさについついその場でお土産イリコを買ってしまいました!




漁協ではタオルやTシャツ、のぼりなどのイリコグッズも販売してあります。



さて、今回参加したお祭りはイリコ漁の最盛期の合間に行われるお祭りで「恵比寿さま」の木像を漁船に乗せて伊吹島とその周辺の無人島を巡る勇壮なお祭りです。
伊吹島では「恵比寿さま」のことを訛って、「ヨベッサン」と呼んでます。伊吹島の方言は独特な言い回しが多く金田一春彦先生が全国に紹介した事もあるそうです。

神社での神事の後、網元の跡継ぎさんがヨベッサンを抱えて漁船まで歩きます。
中は空洞ですが、結構重く大変そうでした。



これが漁船です。大漁旗をたくさんつけてカッコイイ!



御座船とお供船数隻で船団を組んで伊吹島の周りを走ります。
大きな漁船を二隻横抱きして燧灘を全速航行です!



乗ってすぐに茹でた小エビをご馳走になりました。



漁船団はしばらく走ると無人島の股島沖に仮泊します。
ここで船同士をつなぎ、小型のボートに乗り換えて島に上陸となります。




なんとなく海賊気分になってきます。

股島もかつてはイリコの加工場があり、最盛期では200人くらい住んでいました。この島にもヨベッサンが祠に祀られていて、このお祭りでは伊吹島のヨベッサンが漁船に乗ってご挨拶しに股島へお越しなのです。



この後、円上島へも同じように乗り付けてお参りをしてきました。

漁船団は再び伊吹島へ戻ります。
ここからお祭りのクライマックス、タオル廻しの始まりです。
漁船の上と網元の加工場でお互い色とりどりのタオルを振ります。




簡単そうに見えますが、風が強くて中々きれいに振ることができません。




頑張って振ろうとしますが手にタオルが巻きついてキレイに振れません。
来年は練習してから是非チャレンジしたいと思います。

文:こえび隊 有田 翼


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