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【大 島】8/2(金)-4(日) 学ぶ!楽しむ!大島サマースクールがありました

2015年から毎年、県内外の小中学生が大島に集い、ハンセン病について学び、大島の自然やアートに親しむ機会を高松市が創出しています。企画・運営は私たちこえび隊が行っています。
9回目の今年は、20名の参加がありました。


ワークショップのアーティストは、詩人のアーサー・ビナードさんです。
エッセイや絵本の翻訳を多数行い、大島の参加アーティスト田島征三さんとも一緒に絵本を出しています。アーサーさんは、米国ミシガン州出身。日本語、特に英語にはない擬音語などの面白さを感じている方で、日本人よりも日本語を知り尽くしているのではないかと思います。


アーサーさんの子どもたちとの向き合い方は対等でした。最終日に発表会を行ったのですが、発表までの間、一人一人に声をかけ、丁寧にアドバイスをされていました。
発表会は、子どもたち全員が詩人として詩をみんなの前で発表し、アーサーさんが講評を行いました。子どもが発表の途中、アーサーさんからちょっと考えてみて?と言われ、(みんなが目の前にいる中で)考えて発表した子もいたり、恥ずかしがってなかなか発表できなかった子もいたり。でも、アーサーさんは、子どもたちが最後まで発表できるように、そして言葉を紡ぎ出すお手伝いをして待っていました。発表している子も聞いている子どもたちも真剣でしたね。



ワークショップやお昼ご飯の合間の休憩時間。子どもたちはみんな海が大好き。そしてみんな海に入りたいんです。会場の大島会館の入り口には、濡れたタオル、靴下、靴がたくさん並びました。今回、お色直し(着替え)をした子は一体何人いたのでしょうか。


というわけで、2日目の磯観察はみんな夢中でした。磯観察は、カメノテがメイン。講師は、森田桂治さん。
干潮のタイミングで浜辺へ行くと、岩にはたくさんのカメノテが!!!


岩にいるカメノテをトントンしながらとりました。(写真:森田桂治)

とったカメノテを味噌汁にして、みんなで試食会もしました。森田さんいわく、大島のカメノテは立派で他の場所と比べてもとりやすいらしい。瀬戸内海や大島のポテンシャルに改めて驚かされたようでした。



入所者の野村さんのトマトもみんな楽しく摘ませていただきました。「こんなにおいしいトマトを食べたの初めて!」という子どもたちの素直な感想も。そして、野村さんからスイカもいただきました。サマースクールの子どもたちのために残してくれていたんだそう。おやつの時間にみんなでしっかりと味わって食べました。


納骨堂、解剖台、社会交流会館の資料展示の見学、瀬戸内国際芸術祭のアート作品の鑑賞も行いました。



お昼は、全員でご飯です。
泊まり組の上級生たちの朝食と夕食場所は、社会交流会館のカフェ・シヨルで。手作りのご飯をおかわりしてくれた子もいました。


最終日の帰り、野村さんがお見送りに来てくれました。

大島で詩を作るワークショップや自然体験、他の参加者と食事をしたり遊んだり学んだりすることで、きっと子どもたち一人一人に大島の存在が刻まれたと思います!

また大島で会いましょう〜!



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