【宇 野】3/2(土) 小沢敦志さん「終点の先へ」自転車分解ワークショップのお手伝い!
10台の放置自転車に、鉄を熱して叩いて溶接し、新たな自転車に再生させた作品「終点の先へ」。
鉄作家・小沢敦志さんが2016年の芸術祭の際に制作した作品です。
自転車は宇野駅の横に展示されていますが、レンタサイクルとして実際に乗って楽しむこともできるんです。
さらに、これらの自転車の後輪の上をよく見ると、それぞれ「児島丸」「瀬戸丸」「伊予丸」「土佐丸」などの名前がついていることがわかります。
また、自転車の色は、かつてのそれぞれの連絡船のカラーイメージで塗装されています。
この作品は「宇野駅」から海の向こうの「高松駅」を繋いでいた連絡船航路への思いも込められているんです。
この作品はこれまでも、3年に一度のペースで部品の交換などのメンテナンスをしていましたが、潮風や太陽にさらされだいぶくたびれてきました。
そこで、この度自転車を分解してメンテナンスをしつつ、より連絡船のイメージを色濃くするためのお色直しを行うことになったのです。
今回こえび隊は、お色直しの前にワークショップ形式で行う、自転車分解のお手伝いをしてきました!
ワークショップの会場は、玉野競輪場入口のすぐ横です。
3月2日の競輪場は、玉野競輪開設73周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」開催中。
マルシェなど楽しいイベントも盛りだくさんで、ご家族で会場を訪れる方もたくさん!
「自転車分解できるよ」と声をかけると「やってみたい!」と挑戦してくれる子どもたちもいて、
あっという間に作業場所はにぎやかになりました。
こえび隊は、ワークショップ参加者の呼び込みから、作品紹介、解体作業のお手伝い。
小沢さんとは2013年の芸術祭から、かれこれ10年以上のお付き合いとなるこえびさんもいて、見事な連係プレーを度々目撃しました!
最初はおそるおそる作業をはじめた人も、一度パーツが外れると、次のパーツはどうしたら外れるだろう…とあの手この手で作業を進め、次第にのめり込んでいくようでした。
途中、雪が舞うほどの寒さでしたが、子どもたちも自転車1台分解し尽くすまで、飽きることなく作業しているのが印象的でした。
ワークショップの開催時間は2時間。
始まるまでは時間内にすべての自転車の分解を終えるのは難しいだろうという予想もありましたが、気が付けばあっという間に10台の分解が終わっていました。
手際よく会場の片付けをした後は、みんなで競輪場内のマルシェでランチ&競輪観戦!
その後、宇野駅の作品展示場所まで運ばれた自転車のパーツの荷下ろしをして活動完了!
その後も、小沢さんは宇野駅横で自転車のサビ取りや塗装、パーツの交換などをして再度自転車を組み立てるまで、1週間ほど作業を続けます。
お色直しが終わったら、みなさんもぜひ自転車を見に来て、乗ってみてくださいね!
「終点の先へ」何度でも!