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【宇 野】11/18(土)・26(日) 小沢敦志さん「舟底の記憶のこれまでとこれから」

宇野港にある小沢敦志さんの「舟底の記憶」という作品をご存じですか?
こちらの作品は2013年に宇野港第一突堤の緑地帯とフェリー乗り場近くに設置されました。
近隣から集めた鉄素材をひたすら叩いてペチャンコにして「イカリ」と「スクリュー」に取付け、10年かけて海中のフジツボの様に増殖してきました。


緑地帯のスクリュー


フェリー乗り場近くのイカリ

10年目を迎えた今年は「舟底の記憶のこれまでとこれから」と題し、2週に渡って、講演会と鉄をたたくワークショップを開催しました。

まずは11月18日(土)に玉野市立中央公民館で講演会を開催しました。



会場には、小沢さんファンはもちろん、犬の散歩をしながら毎日鑑賞してくださっている近所の方、遠方からワーケーションで玉野市に滞在している方など様々な方が集まってくれました。
小沢さんから「いままでどこでどういう事をやってきて、なぜ叩くに至ったのか?!」というお話から、宇野港でのこれまでのWSの話やこれからの展開についてなどを聞くことができました。
1時間以上の会でしたが皆さん興味深々で聞いてくれていました。



そして、いよいよ11月26日!たたく日がやってきました。
空は晴れ!海は凪!絶好のワークショップ日和です。
お客さんの導線を確認しつつプロペラの横で陣を張ります。
こえび隊も集合して小沢さんから説明を受けた後、WS参加者の方の準備や安全対策など持ち場を確認します。



第一部は13時からだったのスタートです。
オープンしてすぐに次から次へと「たたきたい!」という人が集まってきてあっという間に順番待ちの人でいっぱい!私たちも順番の確認や整理でてんやわんや。
風の向きでコークスの火の付きも悪く「ああああ、少々お待ちください!」どどどどどうしよう。。。10人以上待ってる。。。となっていた私たちにピンクのハッピの救世主が!



この日は夕方ににっぽん丸の寄港があるとのことで、ピンクのハッピを着た玉野の元気な地元の方のぜんざいのふるまいがあり、鉄をたたく隣で、餅をたたく。。否、餅をついていました。
なので、あったかいぜんざいを食べながら、ワークショップの順番を待っていただくことができたのです。
つきたてのお餅がはいったあまーいぜんざいは、美味しいと大評判。


私たちも隙間で、ご相伴にあずかりました!


さて、順番がまわってきたらゴーグルをつけ、腕カバーと軍手を装着し、ハンマーを握り、


いざ!


やー!


よいしょ!


ふんっ!


よっ!


あっちでペッタン!こっちでトントン!
第一部は予定の15時を超えて終了。
第一部が終わり、一息ついているとやってきました「にっぽん丸」。
宇野港にドドンと横づけです。


にっぽん丸を横目に、16時から第二部スタート!
第二部でもやっぱり大人気!どんどん人が集まってきます。






夜の帳が下りてきて、コークスの火が存在感を主張し始める頃、ようやく順番待ちも解消され、こえびさんやスタッフも合間で鉄をたたかせてもらいました。
たたいてみると、鉄がぐにゃりとつぶされていく感じや自分の力で変形していくのが楽しくて体力の続くかぎりたたきたい気持ちになります。なるほど!これは楽しい!となった所で、本日のワークショップ終了です。
みんなでお片付けをして解散となりました。この日だけで60人以上の方に「鉄をたたく」体験をしてもらうことができました。今回たたいた鉄は、「イカリ」に取り付けられます!
自分のペシャンコにした鉄たちがどこについているか探してみてくださいね。



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