【高見島】秋会期に向けていろんな作家さんの作品制作のお手伝いに参加しました!
秋会期に公開される西の島のうち、高見島での作品制作が現在進行中。
熱中症アラートが発せられる中、こえび隊も各地から集まりお手伝いをしています。
野村正人さんの「海のテラス」では、周辺の竹や草刈りと三年ぶりに使うテーブルを整備。テーブルの表面をグラインダーで研磨して、再塗装しました。同じ場所に展示されるケンデル・ギールさんの「FLOW」は既に完成しています。


続いて、竹腰耕平さんも高見島に入り「高見島の木」の制作が始まりました。
2016年の小豆島での展示と同様に、固い土を砕き、スコップで細かい砂をすくい出し、ドライバーや爪楊枝、歯ブラシなどを駆使して、根っこを切らずに最後まで掘り出していきます。ヒゲのような繊細な根っこを掘り出すので、神経をすり減らす作業が続きます。この日は周辺の排水路を清掃していたら、思わぬところから作品となる根っこが張り出しているのを発見。なかなかに程度が良いものだったので、急遽見せようかということになり、丁寧に掘り出しました。竹腰さんは「高見島の土は掘りやすい」とのお話でしたが、こえび隊的には、相当固い地盤で「うぉーーー」とか「あーーーー」とか叫びながらの大変な作業でした。


村田のぞみさんも「まなうらの景色2022」の制作真っ最中。みんなが作った"針金のねじねじ"を組み付けていっています。前回からは天井板を抜いたりして、設置スペースを高く、広くしています。「まだちょっとねじねじが足りないかな」というお話でした。


今回、高見島の作品は、8月末を目途に制作進行しているそうですが、まだまだ制作お手伝いができることはありそうです。最後、長野県から来たというドイツ人のおじさんがひょっこり様子を見に来ました。「今日は高見島に泊まる予定だが、瀬戸内海は素晴らしいねー」って話をしました。また秋会期にも来て欲しいです。

文・写真 こえび隊 白石幸一