Archive

【大 島】9/4(水)-6(金) やさしい美術プロジェクト 大島焼の土作りが始まりました!

やさしい美術プロジェクトのアート作品、カフェ・シヨルは、「大島を味わう!」をテーマに、大島でとれた野菜や果物を使ったドリンクやお菓子を提供しているカフェです。カフェの器は、やさしい美術プロジェクトやこえび隊が手作りした、大島の土を使った器です。14年の間、カフェの営業中に器が割れたり、欠けたりしてしまうこともあり、減ってきていました。


そこで、来年の芸術祭に向けて、新しく器を作ることになりました。

大島の南側には、かつて入所者のみなさんの生活を支えていた貯水池があり、その近くの山に、粘土質の土が取れる場所があります。
大島の土を使って器づくりを始めたのは、入所者の山本隆久さんです。入所者同士で結成された陶芸クラブがあり、器づくりをされていた山本さんが、大島の土で器作りを始めました。2015年12月24日の大島アワーは、山本さんに陶芸クラブについてインタビュー(5:27〜)しています。


やさしい美術プロジェクトは、山本さんから教わりながら、土作りをしました。それが2009年の春頃。こえび隊がまだできていない頃に大島焼の土作りが行われていたので、今回の作業は初めてのことでした。


まずは、粘土質の土がとれる場所へ行って、そこの場所に大量に生えている竹や草、野薔薇などを刈り取る作業。この時点では、土はまだ取れません。暑くて大変でしたが、半日で土が取れそうな場所を綺麗に整備することができ、達成感がありました。


2日目は、いよいよ土を取る作業にうつりました。どの辺に粘土質の土があるのか、掘ってみないと分からない!散らばって、とりあえず掘って行きます。しかし、なかなか掘り当てられない……。



黒っぽくなっているのが粘土質です

午後も引き続き、粘土質の土を掘る作業です。午後はさらに暑さが増し、滝のように汗が出て大変でしたが、そんな中、ついにこえびさんが鉱脈?を当てて、理想の粘土質を発見しました!やさしい美術プロジェクトの高橋先生も大喜び。


3日目は、出てきた粘土質の土を運ぶ作業でした。運び出しも力仕事でした。
粘土質の土を発見しては喜び、発見してはまた喜び〜を繰り返し、運び出しも無事に完了。



15寮の軒下でしばらく置かせてもらいます。

2009年のときと同じくらい、良い粘土質の土が出てきてくれたので、無事に大島の土を使った器ができそうです。

今回、シヨルの器づくりは大島で行わず、愛知県で行うことになりました。大島では、粘土質の土とそうでない土とにより分ける作業とゴミを取り除く作業までを行い、その後の作業は愛知で行います。来年春開幕の芸術祭では、新しい器たちが登場予定です。お楽しみに!


こえび隊とは

瀬戸内国際芸術祭を
支える
ボランティアサポーター。
島が好き!
アートが好き!
芸術祭を手伝いたい!
と思っている方なら
誰でも参加できます。

こえび隊に登録する APPLY FOR KOEBI-TAI

こえび新聞

こえび新聞vol.23が完成しました。 外面は、「私の人生や暮らしを変えた”瀬戸内国際芸術祭"」がテーマで...

こえび新聞を読む APPLY FOR KOEBI-TAI