8/13 大島 夏野菜祭ワークショップ
8月13日(土)、セミの青春真っ盛り。
大島では「夏野菜祭」が開催されました。
「夏野菜祭」とは、いつもカフェ・シヨルに大島の味を提供してくださる野菜名人の畑に入らせていただき夏野菜の収穫をお手伝いしましょう!というイベントです。今回の参加者10名。
まずは皆さんで納骨堂へお参りです。
この日は午後からお盆の法要があるため真新しいお花やお供えもあり、またお堂の扉も開放されていて普段とは違った様子。お線香をあげ手を合わせて皆さん順番にお堂の中に入らせていただきました。

その後、帽子・日焼け止め・虫除け・蚊取り線香・タオル等を用意し各々身支度を整えて畑へいざ出発!
と、やさしい美術プロジェクトの井木さんよりいきなり予定変更のお知らせ…
先日の台風の影響もありすでに夏野菜は畑から旅立ってしまっているとのこと。本日は秋冬の野菜の植え付けまでの下準備のお手伝いをすることになりました。
指導していただく野菜名人は大智さん。
ところが畑に到着すると姿が見えず、井木さんは大智さんを探しにUターン。その間、参加者みなさん日陰で待機。景色を眺めたり写真を撮ったり虫やセミの抜け殻を観察したり…。

しばらくすると「声」が聴こえてきました。木々に隠れて姿は見えませんがギャラリー15で展示されている「大島の声」の主。勢いのあるハツラツとした声、井木さんと会話しながら畑に近づいてきました。
ヒーローは遅れてやってくる!! 粋な演出でした(笑)
大智さんと合流すると早速、畑と納屋を往復して片付ける竿やこれから使う道具を運びました。大島の畑は平地ではなく斜面を利用して作られている段々畑です。納屋と畑を繋ぐ道はもちろん坂道。若者達よ頑張れ~!!すでにこの時点で大智さんの偉大さを感じさせられることになりました。


一通り運搬が終わると畑の草抜きです。鍬や熊手を使って畑に根をはる草を取り除いていきました。畑には全く日陰がありません。皆さん、大智さん汗だく。蚊とも戦いました。



皆さんが耕した畑にはこれから大根などの秋冬に収穫される野菜が植えられ育てられます。
もちろん、それらはカフェ・シヨルでお目見えすることになるでしょう。お手伝いした畑の野菜を味わえる。きっと、この日参加された皆さんはまた大島へ足を運んでくださるのではないでしょうか。
お手伝いが終わると大智さんが私たちを納屋へご案内してくれました。
事前に収穫されたカボチャ・玉ねぎ・ジャガイモをおすそ分けして下さいました。オレンジ色の皮のカボチャ。初めてご覧になる方も多く、また玉ねぎの大きさには誰もが驚きました。産まれたての赤ちゃんの頭ほどあるです。
井木さんがオレンジのカボチャがとても美味しいということを皆さんに伝えたくてお勧めの調理法を言いたかったのでしょうか、
「このカボチャ、カボチャにすると美味しいんです!!」と(笑)。
そろそろ大島名物の一つに認定されそうな「井木語」に皆さん爆笑でした。




その後はシヨルへ。
カフェ・シヨルのお二人から参加者だけが味わえる特別メニューが振舞われました。
事前に収穫された夏野菜が使用されたもの。「きゅうりのピクルス」「ローズマリー入りクラッカー・トマトとリンゴのジャムとクリームチーズ添え」。

皆さんで頂きながら歓談。入所者の浜口さんも来られ皆さんとの交流を楽しまれていました。


シヨルのメニューには大智さん以外のほかの野菜名人達から提供された野菜や果物も使用されています。皆さんランチやカフェメニューもオーダーしゆっくりじっくりと大島の味を堪能され夏野菜祭は終了となりました。
先月、一周年を迎えたカフェ・シヨル。
沢山の方がこの「つながりの家」で文字通り繋がりました。「カフェ・シヨル」という井木さん泉さんが作り出すインスタレーション作品は毎月少しずつ違う表情で訪れる皆さんを迎えてくれます。来月はどんな表情を見せてくださるのでしょうか。どんな大島を味わえるのでしょうか。
どんな繋がりが生まれるのでしょうか。
大島でお会いしましょう。
