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2018/08/23
【男木-女木-高松】8/20(月)-21(火) 高校生のための瀬戸内アートサマープログラム

1日目:高松港での開講式

夏休みも終わりに近づいた8月20日と21日の二日間、香川県教育委員会主催の「高校生のための瀬戸内アートサマープログラム」が開催されました。

参加した高校生は約100名!

高校生は学校も学年も違う10人で一つの班を作ります。(10班できました!)
そして各班に、こえび隊事務局や瀬戸内国際芸術祭実行委員会のスタッフが一人ずつ、チューターとして付き添い、一緒に課題に取り組みます。


男木島散策

このプログラムで、高校生たちに与えられた課題は、「島を元気にする方法を考える」。
みんなで男木島・女木島の応援団となって、「元気にする」ということの意味もしっかり考えながら、1日目は実際に男木島・女木島を歩き、二日間かけて島の課題や自分たちにできることは何かを考えて話し合い、最後は班ごとに発表するのです。


女木島散策

チューターもこの課題を踏まえて、まずは島での案内役を務めます。
出会ったばかりの仲間と歩く島々。高校生たちの目にはどう映っていたのでしょうか。。


話し合いスタート!

島から帰ると、一日の終わりの短い時間に、早速班ごとに車座になって話し合いが始まりました。

島の案内役にはある程度慣れているこえび隊も、ここからは高校生たちの話し合いを見守り、意見を引き出すチューターとしての、全く初めての挑戦です!!
高校生が帰った後も、チューターどうしで一日を振り返り、それぞれが翌日の議論の進めなど一所懸命に考えました。


2日目:講義の時間

そうして迎えた2日目。
この日はまずは瀬戸内国際芸術祭総合ディレクター北川フラムさんの講義から。
瀬戸内国際芸術祭がどうして始まったのか、何を目指しているのか、そして島に住んでいる人の気持ちに寄り添うことの大切さについても話していましたね。


グループでの話し合い

講義のあとは、班ごとに話し合いを再開。
昨日、家に帰ってから考えたこと、講義を聞いて改めて気づいたことなども確認しながら、島を元気にする具体的な取り組みについて、みんなで意見をまとめていきます。


発表準備

発表会の開始時間は午後1時。
会場にはお昼ご飯もそこそこに、制限時間ギリギリまで発表準備に励む高校生たちの姿がありました。


発表会!

発表の時間になりました。
広い会場で大勢の人が見守る中、二日間ともに行動し意見を出し合った仲間とステージに立ちます。(会場の一番前、スクリーンの下で発表をする高校生たちの姿が写っているのですが…見えるでしょうか!?)

どの班も時間内に自分たちの考えをまとめ、しっかりと発表することができました。ゲームなどのイベントをする、SNSを駆使してPRする、カフェを作る、花を植える、特産品を使った商品開発など、たくさんのアイディアが出ました。

みなさんお疲れさまでした!


最後は全員で記念撮影

閉講式で、教育長の工代祐司さんが言っていました。
今回は「島の元気」がテーマでしたが、これからは「島」を「自分」や「自分の住む地域」などにも置き換えて考えてみよう。きっとそれが、困難な時代を生き抜くみんなの力になるはず。
今回のプログラムにはそんな思いも込められていたのですね。

チューターとして、手探りながらも全力で参加した私たちにも、たくさんの学びがあった貴重な二日間となりました。
高校生のみんなの新しい出会いや、新しいものの見方・考え方を見につけるお手伝いが、少しでもできていれば嬉しいです。


Posted by koebi2 at 19:07  パーマリンク

2018/08/03
【高 松】7/21(土) せとうちばなし-第4話-

瀬戸内海や瀬戸内国際芸術祭にまつわる話題を、毎回テーマを変えながら開催している「せとうちばなし」。今回は、高松で4回目のせとうちばなしです。
会場は、高松港から歩いて約10分のところにある北浜エリアの206 TSU MA MU 。常時20種類のキッシュがある人気店の2階で開催しました。
https://www.206quiche.com/


今回のテーマは「瀬戸内国際芸術祭とこえび活動から見た島の姿」。

今でこそ、芸術祭をきっかけに島へこうして通うことができる私たち。
そして、参加者のみなさんも芸術祭があったから瀬戸内の島々が身近な存在になっていると人も居ると思います。
芸術祭が始まったあとの島の様子は知っているけれど、芸術祭前の様子は知らない人がほとんどではないでしょうか。

そんな島の様子を、ゲストの小西智都子さんからお話を伺いました!


小西さんのお話は、2007年頃から。

瀬戸内IJUネットという事業が立ち上がり、島の移住提案を行なったそうです。
香川県の有人島が24島あることをほとんど誰も知らなかった当時。その提案に驚いたに違いありません。
「香川県の人口から考えると、県民約100万人に対し、うち約4万人は島民。県民の25人に1人は島人(しまびと)なんです。」
こんなに身近にある島のことを何にも知らないと思った小西さんは「もっと島に目を向けてみよう」と思い、島へ通い始めたそうです。
例えば、男木島。もちろん当時は交流館もないし、商店はたったの2軒。島の情報はほとんど何もない、そして島民にもなかなか会えない。
高松側では「島へ行く」と言うとまず「何しに行くん?」と聞かれる。いつも不思議がられていたそうです。


瀬戸芸が始まる前の島や高松側の裏話を小西さんからたっぷりと伺いながら、2010年から芸術祭をきっかけに小中学校が再開、移住者や飲食店の増加、芸術祭の舞台ではない島でもゲストハウスができ、大きな変化が生まれたことを振り返りました。


しかし、一方で島の人口減は続いているという現実。

島の祭りや行事をどう維持していくか、
あと数十年すると人が居なくなってしまう島のこと、
島内で世代間、集落間の交流が少ないこと、
など、こえび隊が活動を通して見えてきた島の課題についてもみなさんと共有しました。

これまでの10年を振り返り、そしてこれからの10年をどう考えるかというお話も。参加者のみなさんとこれからの瀬戸内を考える良い機会になったのではないでしょうか。


Posted by koebi4 at 18:43  パーマリンク

2017/10/09
【高 松】9/23(土・祝)、24(日) 劇団桃唄309『風が吹いた、帰ろう』の公演がありました

劇団桃唄309による『風が吹いた、帰ろう』の公演がありました。
どういう内容のお話かというと、主人公が特に居ない形式の群像劇でいくつかストーリーがあるというフィクション。ある架空の女性の入所者が若い頃に大島に来て亡くなる、その人の生涯をいろんな人たちがいろんな形で追っていく中で、その人たちの運命が変わっていくというお話。

ハンセン病の話というよりは「ハンセン病とどう向き合っていくか」という内容のお芝居でした。


このお芝居をつくるきっかけとなったのは、2014年のラジオ番組をつくるワークショップ(高松市主催)の講師として劇団桃唄309の代表 長谷基弘さんが大島を訪れたときのこと。
▼2014年10月25日、26日のワークショップの様子はこちら
http://www.koebi.jp/blog/oshima/entry-1121.html

ラジオ番組づくりのために、入所者のみなさんからもお話しを聞いて声を集めました。厳しい時代の話、趣味やクラブ活動の話、今の楽しみなど一人一人からいろいろなお話しを聞くことができました。

このとき、長谷さんは入所者の方の話を聞いていて楽しいと感じたと同時に、ここで生きてきた人たちのことを劇にして伝えたいと思ったそうです。

去年は東京で公演をし、そして今年高松で公演しました。



私たちこえび隊は、入り口のロビーで大島やハンセン病のことを知ってもらおうと、古い写真やハンセン病のパネル展示、芸術祭や高松市、こえび隊の取り組み紹介なども合わせて展示しました。

二日間とも多くのお客さんが観に来てくれ、日曜日は入所者のみなさんも一緒に鑑賞。
「元気をもらった」と言っていました。


公演が無事終わった翌日25日は出演者のみなさんと一緒に大島へ。島内を案内してきました。
天気も良く瀬戸内海も穏やかで気持ちよかったです。


午後は入所者のみなさんと交流会を開催。
劇を観た入所者の方も来て、みんなでおしゃべりをしました。
出演者の方が20人くらい居たので、入所者の方を取り囲むようにしてお話していました!
劇中の歌も披露してくれました。
入所者のみなさんも出演者の方とお話したり歌を聞いたりして、嬉しそうでした。


1回きりだった「ラジオ番組づくりワークショップ」から3年経った今、またいろんな方々と大島が繋がりはじめているなあ、と感じた3日間でした!


Posted by koebi4 at 17:55  パーマリンク

2017/07/11
【高 松】7/8(土) せとうちばなし〜第1話〜

2010年から開催してきた「こえびミーティング」が心機一転!
「せとうちばなし」として、瀬戸内や芸術祭にまつわる、より広い話題を、多くのみなさんで楽しめる会にしようと生まれ変わりました。

今夜は、第一話。
高松中央商店街・丸亀町にある「まちのシューレ963」で開催です。
リラックスした雰囲気の店内。フリードリンクや軽食もあり、満員御礼の会場は始まる前から賑やかです。


今夜のゲストは、NPO法人アーキペラゴの理事長三井文博さんと瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局(香川県職員)で働く増田敬一さんをお迎えしました。


2010年の第1回目の芸術祭から早7年。
今では、3年に1回の芸術祭やこえび隊の名前も地元に根付いて、気がつけば私達は気軽に島へ渡ることもできます。

でも以前は島へ渡る方法もわからなかったり、どこに何島があるかも知らなかったり。。

2004年ごろから芸術祭開催へ向けて尽力されてきたお2人の当時の話しから始まり、瀬戸内国際芸術祭の立ち上げにこぎつけるまでは長〜い歴史がありました。また「そもそも、なんで香川県で芸術祭?」という疑問を丁寧に紐解くようなお話しに、参加者もウンウン頷き、メモを取りながら熱心に聞いていました。


「ベネッセアートサイト直島」「香川県職員」「市民有志」がそれぞれで始めた活動が段々と絡まり合い、文字通り1つの大きな川となって瀬戸内国際芸術祭開催へ向かっていく過程は、現在、島に通って活動しているこえびさんにとって初めて聞くお話。大変刺激になったようでした。


初めて参加する方も多く、アンケートには芸術祭へ向けての個人個人の思いや活動が3回の芸術祭を経て今や日本を代表する国際芸術祭になっていることに、驚きと感動を持って聞いたという感想もありました。終了後、こえび隊に登録してくださる方も◎

1時間はあっという間。
それでもまだ2008年まで!
続きを聞きたい!と期待の声も♪

ゲストトークが終わっても活気で溢れた会場はフリートークの時間もさまざまな交流があり、あちこちのテーブルで盛り上がっていました。


せとうちばなし〜第2話〜は、宇野港uzで開催します。
写真家の青地大輔さんをゲストに、「写真」と「瀬戸内」にまつわるお話をします。
乞うご期待。

「せとうちばなし〜第2話〜」
日 時:2017年7月22日(土)18:00-20:00(開場17:30)
場 所comuni space 「uz」
ゲスト:青地大輔
写真家、ブルーワークス PHOTO & DESIGN Office 代表。
瀬戸内の風景を主にジャンルを問わない写真撮影及びデザイン業を営むとともに2004年より12年間瀬戸内の離島で人材の育成と発掘に取り組みながらアートプロジェクトなどを開催。
2009年 岡山芸術文化賞功労賞、2013年 福武文化奨励賞、岡山市文化奨励賞を受賞。
写真コンテストの審査員や写真教室なども行なっている。


Posted by koebi2 at 19:04  パーマリンク

2017/04/08
【高 松】瀬戸内に春きたる、こえび濃霧で島へ渡れず

高松港 午前8時

瀬戸内の春は濃霧とともにやってきます。5m先が真っ白で見えないくらい濃い霧です。
この霧がでると海上保安庁から「停船勧告」が出されます。
港から船が出たり入ったりできなくなるのです。
港では船はいつでも出航OKの状態で動けず、多くの人や車を積んだまま、白い霧の中で待機。
今日は開館日なので島に渡るこえび隊の面々も、高松事務局で待機となりました。


大島・豊島・女木島・男木島に渡る予定だったこえびたちで賑わう事務局

この「停船勧告」はフェリー会社が協定を結び視界が悪い条件を設定し、それが満たされると「停船勧告」が出されます。実は全国でも岡山県・宇野港と香川県・高松港だけなんだそうです。これは1955年におきた宇高連絡船の「紫雲丸事故」の後に取り決めになった厳しいルール。日本でも上位の入港船舶隻数を誇る高松港で、次から次へと出入りする船の安全を守るためなんですね。

今日も朝6時30分の第一報から始まり、各船会社が欠航を発表。こえび隊のメンバーも時間通りに集合してくれたのですが、残念ながら昼まで船が動かないということで、今日は一部作品は閉館が決定。こえびもそれぞれ解散しました。(わざわざ港まで来てくれたみなさん、ごめんなさい。)

「停船勧告」は12時すぎに解除し、待ってましたとばかりに次々と出航していく船たち。
朝からフェリーの中で待っていたお客さんからは拍手が起こったそうです。
(15時30分に再び停船勧告がでました)

しかし、いつもはお昼を過ぎたら霧がサーッと晴れてくるのですが、今日は午後になってもなんだか真っ白なまま。
高松港の事務所で机に向かっていると、開けた窓から、さまざまな音色の汽笛が聞こえてきます。高い音もあれば低い音も、遠くから近くから。まるで汽笛のコンサートのようです。


高松港 午後13時

明日は豊島のお誕生会。
さあ、霧は晴れるでしょうか?


Posted by koebi2 at 13:49  パーマリンク

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