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投稿日:2018/03/04 カテゴリー: タグ:

【大 島】ジオラマプロジェクトが始まりました②

夏頃から始まったジオラマ制作プロジェクトも秋から冬にかけて本格的に動き始めました。

まずは、入所者のみなさんがどんなジオラマを作りたいのか、コンセプトづくりから話し合いが始まりました。


自治会のみなさんから出てきた内容は、
●昭和30年代、入所者が700人を超えていた時代を再現したい
●入所者が住んでいたエリアを中心に見せたい

それに加え、
●季節は「春」(昔は紫色に咲くツツジで大島の山の色も変わっていたそうです)


最も私たちが大切にしたいことは、地形や建物を当時のものに再現することももちろん重要ですが、ここで暮らしていた人たちがどんな生活をしていたのか、それらも再現できるようにしたいと思っています。

厳しく大変な時代を過ごしていた生活の中にも、それぞれささやかな幸せや楽しみがあったと思います。
みなさんの大島での暮らしぶりや生活の営みが伝わるようなものにし、ジオラマを通してハンセン病の歴史を伝えられるものにしたいと思います。

コンセプトは決まった!


そして、制作に取りかかる前に、またヒアリングです。
昭和30年代の写真、図面を自治会へ持って行って、みなさんに聞いて確認作業をしたり、



住んでいた建物の中の様子を話してもらったり、
「24畳の部屋が2間ある長屋形式で、真ん中には土間があって、隣の寮へと続く通路になっとる。」
「北側に廊下があって、その外側が雨戸、内側に障子。南側はガラス戸。外側に濡れ縁があった」


「夫婦寮は、4.5畳の部屋が5つあった」

自治会のお二人から聞き出し、すらすら〜とホワイトボードに書いていきます。
建物は何度か変わったり園内で引っ越しもされているのにみなさんの記憶は確かでした!さすがです。


打ち合わせをしたり、出来上がった図面を入所者の方にお見せして確認いただいたり、これらを何度も繰り返し行ないました。


入所者の方の確認をいただき完成した図面を元に、3パターンの模型を監修担当の金代さんが作ってくれました。
入所者のみなさんにお見せし、どの模型が一番当時のものに近いのか、意見を聞いたところ、写真の右端の模型が近いとのことでした。

建物が決まったら次は量産です。
実は同じような建物がいくつも並んで建っていたんです。そして、その名残が今もあります。

コンセプトが決まり、建物も決まり(まだまだたくさんありますが)、いよいよ制作に入ります。


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